お祝いの一皿の世界より
2014.03.27 10:30|お店のこと|

お客様さまより、
コース料理の他に「お祝いの一品を!」とのご要望に応えて。
鯛は「めでたい」
より大根・よりビーツは「紅白」。
白は清純。赤は、邪気を払うといわれます。
バイ貝(巻貝)の代わりでサザエ。l「しあわせが倍になる」。
タコは「多幸」。
鴨ロースは、鴨は一夫一妻であり「いつまでも仲良くできるように」。
紅白かまぼこは、
昔の昔、内陸の人は鯛が手に入らないかわりに、
紅白のかまぼこでお祝いをしたということで。
海老は「腰が曲がるまで、長生き」。
海老の赤い色は魔除け。
それぞれお祝いや縁起のいいことの意味合いがあると大将。

逆に、お祝いのお料理に、
これは控えるようにしたほうがいいというものもあるそうです。
例えば、
蟹。「蟹の横這い」と言って、進展がないということといわれたり
アワビは「磯のアワビの片思い」というためにいれないそうです。
年魚といわれる、イカや鮎なども一年の短い命などで控えるそうです。
添える葉なども、楓、紅葉をさけて、松や竹など「松竹梅」にちなんで使うそうです。
大将が教えてくれたことで
ひとつひとつ
色々ないわれや背景が、あることを知り
季節や、人々の願いは
時代を越えても、かわらないところがあることや
日本という文化の味わいなどを感じました。
こういうことを知っていると、またひとつ世界がふえて見えてくるようです。
お祝いの一皿から見える世界のお話でした。
-miki

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